今回の記事では、「正論を言い過ぎたら嫌われる」という話をしたいと思います。
話し合いやディベート、決め事をするときなど、気を付けるべきことについても書いていきますね。
私は以前、人と議論をするときに、「どちらの意見が正しいか」を軸に議論をしていました。
しかし最近、相手の気持ちを理解し、お互いにとってよりよい結果を出すにはどうしたらよいかと考えるようになったので、今の考えを共有します。
目次
まず結論:論破したら嫌われます
最近、論破をすることがかっこいいという風潮が少しありますよね。
確かに、パフォーマンスとしてやディベートの場での論破はかっこいい部分もあると思います。
ひろゆきさんのディベートする様子の動画などは確かにかっこいいですよね。
嫌われる理由としては、「気持ちをわかってくれない・合わない」と考えられてしまうからです。
解決策:お互いの利害が一致するポイントを探そう
実際、私もそんな風にして相手を嫌な気分にしてしまい、嫌われてしまったことがあります。
しかし最近では、おたがいの利害が一致するポイントを探すことが重要であると考えるようになりました。
自分はAがしたい、相手はBがしたい、といった状況の場合を考えてみましょう。
Aのほうが正しいというのはお互いに理解できるといった状況だとします。
しかし、相手はBがどうしても譲れない状況にあるかもしれないのです。
そんな状況で、Aを押し通してしまうと、相手は嫌な気分になってしまうんですね。
そうならないために、相手に共感することが大切になってきます。
例としてはこんな感じ。
・「うんうんそれはしんどいよね」
・「わかる、それはいやだよね」
・「そうだね。確かにそこは心配だよね」
といった風にまずは共感して、相手に話をしてもらうのがいいのではないかと思います。
そして、相手に共感することができれば、折衷案を見つけ出しましょう。
折衷案のポイントとしては、お互いの本当の譲れないポイントを切り出して考えてみることです。
あなたはA、相手はBという意見を持っていると思っていたが、実際には、
あなたはAの○○という要素が譲れない。相手はBの△△という要素が譲れない。
という場合があります。
こういった場合、お互いの利害は○○と△△です。
では、○○と△△の両方を満たせるCという案を見いだせる可能性もあります。
ちなみに、利害が一致するポイントを探すようになるために参考にした本はこちらです。
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こちらの本を通して、仕事やプライベートでも人と対立することがないようになった気がします。
相手の主張が、受け入れられない内容であったとしても、とにかく一度受け入れる姿勢が大切なんです。
大事なのは内容ではなく、言い方なのかもしれない。
正論を言ってしまう人の特徴としては、頭が賢く、正義感が強い人が多いです。
「気持ちはわかるけど、正しいのはこっち」といったような考えで正論をいってしまう。
確かに、正論は時に必要なのですが、正論は攻撃力が強すぎます。
解決策2:相手は弱っていると考えたほうがいい
相手に対して正論をふりかざしてしまうときを考えましょう。
相手はパニックになっているか、感情的になっている場合もあるのではないでしょうか。
そんな人が、正論という攻撃力の高い意見を言われると、傷ついてしまうのは当たり前な気もします。
そのための方法とは、とにかく優しい言い方をすることです。
例えば、こんな感じ。
②「確かに!確かにそうなんだけど、こうも考えられない?」
上記の①と②では、全然伝わり方が違いますよね。
これは単に下手に出るということではなく、柔らかく伝えるというコミュニケーション能力だと思います。
実際に私は実体験から、言い方を変えるだけで本当に人間関係が変わると感じました。
転用:どう生活に落とし込むか
共感や言い方がいかに大切であるか、私は最近になって気づきました。
一体みんなどこで習ったんだか・・と思うこともあります。
毎日少しづつ意識して話していると、話すスピードが落ちてしまうことなどもあると思います。
しかし、そのうちに意識せずともできるようになります。
コミュニケーションの練習だと思って根気よく続けましょう('ω')ノ
私も、今後の人生をよりよくするために少しづつ改善していきたいと思います。
また報告の記事を書かせていただきたいと思います。
2022年9月追記:コミュニケーション能力が上がった気がする
別の記事で詳しくは書こうと思うのですが、議論の場以外でも、コミュニケーション能力が向上しました。
人から嫌われることが減り、何より聞き上手になった気がします。
聞き上手になると、ほんとに人から頼ってもらえたり、シンプルにモテます。
現在、正論をいってしまうことで悩んでいる人は、逆にチャンスだと思って自分を変えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。